7月17日(木) 四つ目垣施工 曇り
道路拡張に伴って新しく道路境のブロックを積んだお宅の四つ目垣施工。
理想をいえば、この時期に竹を使った仕事はしない方がいい。というのは、いい竹が手に入らないからだ。竹垣に使う竹は、成長が止まって体内に水分の少なくなる冬に切り出したものがいい。暖かくなってから切り出したものだと、水分をたくさん含んでいる。柔らかくて加工しやすいのだが、乾燥したときにどす黒くなったり、腐りやすかったり、虫が入りやすかったりする。
しかし、敷地の前面が広い通りに面しており、このままでは素通しになってしまうので仕方がない。
今回は四つ目垣+ベニカナメ植栽。事前に施主さんと話し合った結果、柱ピッチ2m(通常は1.8m=1間)、立て子(縦の竹)は1スパンに6本(通常は8本)、胴縁(横の竹)は3本(通常は4本)、高さ1.1mということにする。いつも作っているものよりは荒くなる。
実際の作業は、言葉よりも写真のほうがよくわかるだろう。
1.ここと、もう1カ所門を挟んで反対側に作る。総延長約40m。
2.よく見てみたら、ブロックは微妙にカーブしている。
下見の時は雨だったのでそこまでよく見ていなかった...。
3.まず両端の柱を立て水糸を張り、それを基準に間柱を設置。
間柱は竹の太さ分後退させて設置することを忘れずに。
4.柱はこのくらい通りがまっすぐならばOK。
5.胴縁取り付け。1段目は元→末、2段目は末→元、3段目は元→末。
6.立子取り付け。
取り付け位置にはあらかじめ印を付けておくが、立子の太い細いがあるので、最終的にはバランスを見て位置を決める。
7.シュロ縄で立子と胴縁を結束。
8.完成!
今日は延長40mのうち、2/3が終了。立子と立子の間に、1本ずつベニカナメモチを植えるのだが、それはまた後日とする。5時終了。
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