3月8日(月) 古墳樹木剪定、レンガ補修下見 晴れ
埼玉県立さきたま資料館の発注で、稲荷山古墳頂上のドウダンツツジの剪定。
ここは国宝の金錯銘鉄剣(表・裏)が発掘された古墳で、頂上には発掘現場が復元されている。ドウダンツツジはそれを取り囲むように植えられているのだが、伸びすぎて子供達には古墳群が眺められなくなってしまったので、高さ80cm程度に刈り揃えてほしいとのこと。
ここ4、5年手を入れていないと推定される伸び方で、エンジンバリカン(ヘッジトリマ)では歯が立たないところもあり、手間がかかる。それより何より、剪定枝の後片付けがたいへん。剪定枝を詰めたフゴを担いで古墳を降り、また登って清掃をして降りてまた登って...を繰り返す。比高は20m足らずなのだが、回数を繰り返すとやはり足にくる。
剪定後は見違えるように見晴らしが良くなる。バッサリ剪定したので、ハゲボウズになった上面は少し無惨ではあるが、そのうち芽吹いて目立たなくなるだろう。(剪定後のパノラマ写真はこちら サクラが咲いているので3月下旬頃撮影したものだろうか)
夕方、大里町へ。2年ほど前にレンガ積み+アプローチを施工したお宅へ、車をぶつけてレンガ積みを壊してしまったとのことで、見に行く。
パッと見ると完成当時からほとんど変わらず、きれいな姿。きちんと手入れをされているようで、作った者としてもうれしい。完成したときはきれいでも、その後全然メインテナンスもされず、薄汚れていたりすると『大事にされていないんだなぁ』と思いがっかりしてしまうものだ。
壊れてしまった部分はいちばん端で、これなら1ヶ所だけ無理をすれば階段状に撤去し積み直すことができそう。車をバックしていてぶつけたそうだが、真ん中から割れているレンガもあり、衝撃は強かったはず。きちんと鉄筋を入れて積んであるので大丈夫だったが、入れてなければもっと被害はひどかったに違いない。
帰宅後、このレンガを積んだ職人さんに画像を添えて打ち合わせメールを送信。画像に手を加えて、補修時に撤去するレンガを指示しする。
デジカメ+メールの普及で、こういう打ち合わせが増えた。これは確実に便利になったことに挙げられるだろう。
早速問屋にレンガ注文のFAX。8時頃まで。
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